真面目な気分になった日

気分はころころ変わる。基本的に僕は機嫌よく過ごしていて、文章を書く時も、みんなに笑ってほしいなと思って、あまり深刻にならずに書いていた。

でも気分はころころ変わるもので、今日は札幌の安いチェーンのカフエで読書をしていたら、なんだか真剣な気持ちになってきた。読んでいたのはヤマザキOKコンピュータという人の書いた、「お金信仰さようなら」という本。それとよくわからない雑誌「IN/SECTS」という本。両方とも生き方であったり、仕事のことに関して書かれている。それが、いかに稼いで数字上の価値を上げていくかというより、いかに質を担保するかという目線で語られているのが共通していた。紅茶を飲み終わっても夢中で読んで、目の前のお客さんが全員入れ替わった頃にカフェを出た。

その後は街を散歩した。何か音楽を聞こうと思うが、真剣な気持ちが続いており、あまり派手なのは聴く気にならない。にも関わらず、選んだのは浜崎あゆみだった。謎。狸小路という札幌の中心にある商店街を歩きながらあゆを聞いた。

ランキング順に聴いていると、新曲のmimosaという曲が流れ始めた。直前までMとか全盛期の曲が流れていたので、声の雰囲気が変わったなと思ったが、歌詞が良かった。あゆってかわいい軽薄さ、みたいなイメージがあったけど、mimosaの歌詞は聴いている人に寄り添いつつ引っ張ってくれるような印象を受けた。

そういえばあゆの好きな曲あったなと思い、globeのkeikoとデュエットしたA song is bornを再生した。同時多発テロが起きたときの曲で、結構前の曲なのだが、あゆが平和に関する詩を書いていて、結構心のこもった歌詞だった。うん、いい曲だな。作曲は小室哲哉だった。

その後も本屋などに入ってぐるぐるしつつ、音楽を色々聴く。真面目な気分なのだが、そういう時に聴く音楽のストックが少ない。洋楽のwe are the worldとか春ねむりを聴いていたのだが、真面目な気分と政治的な気分は違う気がしてきた。

色々聞いて、最終的に忌野清志郎に落ち着いた。タイマーズのデイ・ドリーム・ビリーバーとかソロのJUMPとかを聴いた。JUMPには一節だけどうしても同意できない歌詞があるのだが、曲がいいので許している。

本屋さんはゆるっとウインドウショッピングをしたけど、おっきい書店では意外な出会いがあるからよい。小さい書店は出会いの質が高く、雑多に何でも出会いたいっていうときには大きな書店だな。何も買わずに電車で帰った。

春になったとはいえ、帰ってきたら日が暮れていた。帰ったら母がパンケーキを作ってくれた。絵本みたいな展開だ。お友達からもらったジャムを塗って食べた。

私設図書館祝日のzineトーーク2に行ってきたよ

今日は色々な体験をしたので忘れないうちにnoteに書いて全世界に公開しておく。

朝からカラオケに行った。ほぼ毎週行っている。すごい勢いだと自分でも思う。まねきねこを愛用しており、会員カードのランクはダイヤモンドで最高ランクだ。僕の会員カードで入場したら、常時30%オフだ。

最近はもっぱら90年代V系ばかり聴いている。特に好きなのはLUNA SEA。最近はL'Arc~en~Cielも聴いているけど、V系って言われたら怒るんだっけ?とにかくそのへんを聴いている。
今の曲よりも圧倒的に歌いやすい気がするのだ。メロディーが歌いやすいというか。もちろんプロ歌手が歌う曲なので一般人には難しい高音やリズムだったりもするのだが、米津玄師やミセスやJO1を歌えるかって言ったら、そっちのほうがだいぶ難しいと感じる。少なくとも僕は。皆さんはどうですか。僕は一生Ryuichiやhydeを歌っていくよ……。

その後はヨドバシカメラ札幌店に向かい、流れ星を見た。知らない人がもしかしたらいるかも知れないが、流れ星というお笑いコンビがいるのだ。流れ星を恋人が好きだというので無料ライブを見に行った。
MCは我が家の杉山なのだが、1組しか出ないライブにMCって必要なのだろうか。ちゅうえいがギャグを連発していてよかった。ライブは当然編集ができないので、ふとした瞬間に出るちゅうえいのちゃんとした大人の表情がなんとも言えなかった。

終演後はガチャガチャを回して景品を当てる。会場の出口に機械があるのだが、そこに向かうためにみんな壇上へ背を向ける。まだ3人がいるのに。でも仕方ない。なんか切ない。
緑のカプセルが出た。イケメンが座っている机に移動させられる。筒に入ったタオルをくれた。軽くイケメンから乗り換えの案内。でも「興味アリますか?」ときいてくれたので、今は大丈夫と答えられた。手強い人はそんな事聞かず話を進めるので、強引さのないいい人だった。

立ち見だったので足が疲れたねと、すすきのの某喫茶店に入る。ここは大好きな店で何度も来ているのだが、「某」と濁したのはここの店員さんって若干キレているのかと思うテンションだよねーってことを書きたかったからである。
男女2人で切り盛りしているのだが、男の人は無表情で声が低いので怒っているように見える、女性はどう考えても喋るトーンが半ギレ。今日は見たことのない店員さんが1人いらっしゃり、その人は怒っていなかったのだが、緊張した面持ちだった。新人だから?ちなみに何度も行っているからわかるが、決して本当に怒っているわけではない。

喫茶店を出て、恋人と別れる。さて、私設図書館祝日までどうやって行くか。ここから歩けば20分。電車で行くか?と思ったところで、よく考えたら地下鉄から15分ほど歩くことに気がつく。じゃあ直接歩こう。
すすきのから西11丁目の方に向かうといろんなおもしろいお店が見える。行ったことはないが谷川俊太郎の俊カフェがあった。あのへんは建物も可愛らしくて良いゾーン。常連になりたい。

しばらく歩くと祝日が見えてきたが、生真面目に開場時間の17時30分をうろうろして待つ。ちょうどいい時間かなという時に他のお客さんも入っていくのが見えたので一緒に入る。席は前と同じところを陣取った。

今日はzineトーークというトークショーのイベントがあり、やまだなおとさんという絵本作家の方と、sapporo posse(さっぽろぽっせ)さんという顔出ししていないzine作家の方がゲストだった。sapporo posseさんは雑誌のようなzineを作っており、アマチュアというより素人といったほうがよい人も多い(もちろんそれはすんばらしいこと!)zineづくりにおいて、かなりプロっぽい感じの本を書いてDOMMUNEとかにも出ていた人だ。
DOMMUNEのsapporo posseさんの回では、昔のデスクトップパソコンみたいな仮面を被って喋っていた。今回のトークショーでも被って登場なのだろうか。
そんな経緯でsapporo posseさんのことをなんとなく存じていたため、結構ワクワクして開演を待った。

会場には主催のAkiraさんと爽やかな男性が壇上にいた。一瞬仮面を脱いだsapporo posseさんかと思ったが、ふつうにやまださんだった。というか、sapporo posseさんはまだ会場についていなかった。お客さんがぞくぞく入ってくる中、ついにsapporo posseさんが来た!と思ったら例のパソコンを被って来場した。場は爆笑だった。

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これがsapporo posseさん。外は見やすいらしい。

sapporo posseさんは来場するなりセロハンテープはあるかと尋ね、館長の佐々木さんが渡すと、ストローを2つテープでつなげて飲料を摂取し始めた。普通のストローじゃ仮面にぶつかって飲めないらしい。一挙一動がもはや珍獣の域である。
そういえば前回のzineトークでも札幌アンダーグラウンドさんという方が四角い箱型の仮面を被って登場、なぜか座る位置もsapporo posseさんと同じ上手という謎のリンクが。そういえばお名前も似ている……。

穏やかにスタートしたトークは、参考になるものばかりだった。やまださんの友達があまりいなくて好きなものに共感してくれる人を集めたいみたいな話が良かった(その時やまださんのZINEを来場者で回し読みしていたため、シングルタスクの僕はガッツリお話を聞けませんでした。なんとなくそんなニュアンスの話だったなという程度にしといてください)。
sapporo posseさんは手作業で裁断もしたらしく、泥臭い作業もやってなんぼだなと思った。AkiraさんのZINEを増刷するのに13万円かけた話も衝撃だった。曰く、仕事のあとにバイトも入れて捻出したそうだ。

この話には勇気がもらえた。自分が同じことをするかどうかはおいておいて、そこまで頑張って良いんだと。変な話、許可をもらった感覚だった。
本業以外の活動って、頑張りすぎのはイタいみたいな冷笑風潮ありません?趣味にそんな本気になってどうすんの、みたいな。本業に力入れろよとか、ほどほどにね~(笑)みたいな。嫌ですねえ。でもAkiraさんが頑張ってくれたおかげで僕も頑張れます。ありがとう。

トークが終わったあとは少しみなさんとお話する時間もあった。うしろの席にずんずんさんがいて、「後ろ姿でわかったよ」と言われた。おれの背中、わかりやすいみたい。
Akiraさんは前回僕が来たのを覚えてくれていた。まあ同じ名前で予約したしな。大昔のスガラムルディ(それこそサツゲキが閉館どころかディノスシネマズだった頃)で映画館のトイレ比較をしていたのを急に思い出して話題に出したら覚えていらっしゃった。書いたそばから文章の内容を忘れていく僕からしたらすごい記憶力だなと思った。でもよく考えたらトイレの話を僕も覚えていたので、僕の記憶力もすごいなと思った。

スガラムルディの話になるが、実は今まであまり読んだことがなかった。
存在自体は初期から知っていたのだが、昔の僕は、個人発行のフリーペーパーやzineに興味がなかった。それどころか、そんなどこの馬の骨かもわからんやつの本なんか読むかい!という了見の狭い男だったので、手に取る機会がなかったのだ。あと単純に紙面が若干怖かった。
僕がZINEとかフリーペーパーなどの個人制作に良さを見いだせてきたのは本当に最近なので、今後のスガラムルディは楽しみにしたい。無料だし。

sapporo posseさんの写真を撮らせてもらった。ポーズをとってくれるファンサあり。「究極のインスタ映えです!」という僕的には割と爆笑発言をしたが、とくに反応はなかった。

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究極のインスタ映え

せっかくなのでツーショットもお願いした。快く応じてくださり、sapporo posseさんが画角に入ろうと顔を引いた瞬間、「ゴン」という音が響いた。sapporo posseさんが天井の梁に頭(仮面)をぶつけていた。後頭部が長いのだ。ブラウン管画面なので。
ツーショのあと、もう一回「これは究極のインスタ映えです!」といってみた。反応はなかった。ちなみにこっちの言う事を全無視するひどい人、とかではなく、他の会話は本当に気さくに応じていただいた。ただ、インスタ映えボケだけは反応がなかった。
ちなみにsapporo posseさんはこちらからお顔が見えないので目が合わせられず、会話って目線がないと感覚がぜんぜん違うんだなと変なところで感心した。

やまださんからは映画のZINEを購入させていただいた。絵本作家らしく……というのはものすごい偏見だが、絵本作家らしく、柔和な方だった。僕自身はやまださんに聞きたいこととかあるのでお話したかったが、こういうときってどこまで話して良いのか迷う。
特にやまださんは優しいので、向こうからお話を降ってくれ、無限に話してしまいそうになる。こういう時遠慮しがちな僕は、会話を打ち切ってお礼を言ってさっさと帰ってしまいがちだが、今日はやまださんの優しさに甘えて少し長話。縁無し印刷がプリンターに悪いっていうことも教えてもらったし、祝日の新刊コーナーにたまたま僕のzineがあったので、これ書いたんですと紹介までしてしまった。僕の話を超絶笑顔できいてくださりありがとうございます。ZINE、読ませていただきます。

ZINEトーク、続ければ続けるほどゲストが枯渇してくる題材だと思うが、Akiraさんから今後やりたいことも伺い、思ったより北海道のzineの世界は広いんだなーと思った。みんなに文章読んでもらいたいなあ。

夏と冬

夏のほうが好きだ、と気がついたのはだいぶ最近のことで、それまでは汗をかく季節なんか好きになるなんてことは考えられなかった。僕は北海道で育ち、基本的にこの北の大地で人生を過ごしてきた。

北海道の雪は厳しい。雪のせいで命を落としてしまう人もいるし、普通に毎日が災害といっても良い。雪国のくせに車社会で、しょっちゅう車がスタック(雪にタイヤがはまり込んで動けなくなってしまうこと)をしている。冬の間は完全防寒でもこもこにならなければならず、おしゃれじゃないし、正直身動きも取りづらい。

 

身動きができないのは寒さのせいだ。うちのリビングにある灯油ストーブの力は、その周囲にしか暖かさを発揮しない。そりゃあつけているのと消えているのとでは全く違う過ごしやすさなのだが、それでも自分の部屋にいると寒い。うちは変わっていて、リビングにテレビがなく(正確には壊れていてつかない)、自分の部屋にテレビがある。そのテレビはスピーカーにつながっていて、うちで映画を見るには一番いい環境である。

映画を観ている間凍えているのは嫌だから、小さな暖房をつける。電熱線のようなものがオレンジに光って熱せられるタイプの暖房だ。これは灯油ストーブよりも暖める範囲が小さい。小さいけど、暖房自体が小さいのでより近くに行くことができる。よりパーソナルな暖房。

 

冬は夏よりパーソナルかもしれない。個々人が歩く時にダウンジャケットを着て、自分だけの暖かい空間を持ち歩いている。それは全く同じ服を着ない限り、他人と共有できない。共有できるのは露出した肌の寒さだけだ。

寒さは外の空間全てに広がっているから、逃げ場はない。寒い日は猫背になって、なるべく寒くないように行動しなければならない。からだがぶるぶる震える。助けてくれるのは自分が持ち歩いている暖かい空間だけだ。

昔は、服を着れば寒さをしのげる冬のほうが好きだと言っていた。でも、冬ってそんなに単純じゃない。服を着たって着替える時間が寒いし、歩くときも雪に足を取られる。厳しい世界だ。

 

対して夏はみんなとつながることのできる季節だと思う。シンプルな話、外に出やすい。寒くて布団から出られないことはあっても、暑くて布団から出られないことはないからだ。夏は夏で熱中症の危険があり、手放しに良いとは言えないが、精神的には楽だ。夏は厳しさよりも激しさという言葉のほうが似合う。はじける季節。

凍える必要のない季節。解放された、太陽の季節だ。冬の閉じこもった厳しさは、健康に悪いと思う。それを最近は実感している。

 

北海道に住んでいる以上、冬の時間は長く、厳しい。北海道に住んでいて得られるものはたくさんあるが、それを帳消しにするくらい冬の存在感が大きい。冬と付き合っていくのか、冬から逃げて南下していくのか。僕は結論を出せていないし、そんな急がなくてもいいと思う。でも、人生の本番をどこで迎えるかっていうのは重要だ。本番っていうのは社会人になったとか、30代になったとか、そういう年齢や立場のことじゃない。

なんとなく、今本番だなって思えている状態のことだ。曖昧だが、僕にはたまにそういう時期があったし、そうじゃない時期もあった。無職期間の今は本番って感じはせず、準備期間っていう感じだ。その本番の時間をなるべく若いうちに、最高の環境で迎えたい。それはタイミングもあるだろうし、お金や人間関係など様々な要素がある。僕は自分をどうしてあげたら良いんだろう。冬が明けてきた今思っている。

真面目な文章を書けなくなったけど。

今月の初め、zineフェスに出た。zineを3冊作って売った。とても楽しいイベントだった。
僕が作った本を読んで、チームメイトが笑ってくれたのが本当に嬉しかった。人が笑ってくれる文章を今後も作っていきたいよ、もう……。
ん?
そんな人だっけ?俺って。
なんか違くない?昔って「うー、自分の文章は硬くなりすぎて面白みがない!」とかいってなかったっけ。いつのまにか方向転換していたようだ。zineづくりを通じて作風が変わってしまったのか?
思い返すと、昔から文章を笑ってくれる人はたまにいた気がする。小学校の頃の先生や、親が作文を読んで笑っている姿が記憶にある。でも、小ボケに想定以上に笑ってくれたり、面白いと思っていなかったところで爆笑をとったり、単に自分が天然ボケ人間なんじゃないかという疑念もある。笑わせているというより笑われている的な。
今一番書きたい文章ってどんなのだろう。うーん、考えてみる。ポクポクポク……。あ、はい。\ドウゾブンボッポクン/人の心に残る文章です!それはつまり笑ってくれる文章であり、じーんと心を温める文章かもしれない。今は笑える文章を書きたいけど、だんだん自分の存在を抉る様なシリアスな作品を書きたいとも思ってきた。
多くの人がそうだと思うけど、zineを作る前からnoteとかに文章は発表していて、そのころは本当に孤独な作業だった。知り合いに見せるわけでもないし、いいねなどのリアクションも全く知らないユーザーからのもので、誰かが自分の文章を読んでくれているという実感がまるでなかった。その頃は小さな世界から飛び出したくて、なんとかもがいていた。学校で知り合った友達もすごく大切だが、もっと同じ志の人と出会いたかった。
2つ、大きな転換点があった。それは両方とも2025年に起きた。僕が26歳の頃だ。追っかけをしていた金井球さんという人のファンのTwitterをフォローし始めた。今まではあまりそういうことをしていなかったのだが、1人フォローすると芋づる式に色んな人が出てきて、いつのまにか界隈的なところに入っていた。
そして、4月からポッドキャストを始めた。知らない人と。
まあ詳しいことは他の場所で話すとして……。とにかく今まで1人でやっていた創作に仲間ができた。そして、仲間が増えたらその友達とかも一緒に楽しんでくれる様になった。社会といったら大袈裟かもしれないけれど、何か大きな世界の一部に、組み込まれた様な気がした。
もうひとつの転換点は、9月につちやりささんのフリーペーパーを作ろうの会に参加したことだ。
つちやりささんは…と説明を書こうとしたところで、僕がりささんが何者なのかよくわかっていないことに気がつく。でも素敵な人ということはわかる。優しいし、何よりも素敵なところは「何かをやりたいな」と足踏みしている人に色んな形でチャンスをくれることだ。フリーペーパーを作ろうの会では、3名の参加者がそれぞれにフリーペーパーを作った。
ここで聞きたいが、フリーペーパーの作り方を説明できますか?未経験でできたあなたはすごい。zineもそうだけど、みんなわからないもの。パソコンで作るのか、スマホで作るのか、手書きなのか。パソコンならソフトは何?もしWordだとしたらどうやってカッコよくレイアウトするの?とか。1つのステップを踏むごとに「?」が浮かんでくると思う。それを一緒にやることによって、りささんはりささん自身のやり方を教えるというだけじゃない、自分の好きなやり方を考える方法を教えてくれた。
りささんはその後も北海道に来てはイベントをしてくれた。読書会では、その時は繋がらなかった人脈、といったら違うかもしれないけど、知り合いの輪が半年後に繋がることになるがそれもまた別の話!
ネバマイ対抗イベントのドントマインドというイベントにりささんと一緒に出たこともある。りささんを中心に愉快な仲間たちがかわるがわる店番をしたのだが、そのトップバッターで30分だけいた。実際にフリーペーパー見てくれた人と出会えたり、こんなにうれしいことがあっていいのという時間だった。
このポッドキャストを始めたことと、つちやりささんと愉快な仲間たちとの出会いにより、人生が加速して2026、zineフェスに出ることになる…。(初めに戻る)
こうして振り返ると、ドントマインドの時に自分の作風が変わったかもしれない。フリーペーパーを読んだといってくれた美術学生の方は(zineフェスで再会!きゃ〜)「どんな面白い人が書いているのかと思った」と言ってくれた。この言葉が今も自分の中で反響している。またそんな風に、自分の作ったものを楽しんでくれた人との出会いをしたいのだ。そのためにたくさん文章を作っている。多作な作家、に憧れがあるし、自分がたくさん作ればその分たくさんの人に届きやすくなるので。もちろん無理はしていないけど、スピードを落としたくない。どんどん勝手に書いてばら撒いてるから、どうか拾ったものを読んでみてほしい。多分暇つぶしにはなるから。

zineフェスの進捗状況(ドラムロール付き)

先日、note記事でzineフェス札幌に出ることをお伝えしたところ、色んな人からリアクションをいただいた。zineフェス、すごい。せっかくなので現在の作業情報の記録をしていきます。

まず、出したいと思っているzineは4つ。日記本2つと、インスタグラムに関するA3ポスター型のzine、映画に関する手書きの感想文集とエッセイ集の5つです。多いな!?あとはプラスで完成済みのフリーペーパーがある。やっぱり多いな!?それぞれの進捗状況を発表します。

日記本①あいしてるよべいべ
東京に住んでいた頃の実際の日記を元に生活を復元したzineです。日記帳の写真もはったりしようと思っています。現在本文は完成していて、細かい調整と写真の挿入、表紙の完成を待つのみ。あ、印刷忘れてた。

日記本②推しに会いに行く、2回も
こちらは札幌に帰郷してからの日記を集めたものです。私の推し(ではないのですが便宜上)に会いに東京に2回も行ったことを軸に日記を構成しています。こちらも残る作業は表紙と印刷のみですね。

A3ペーパー:インスタグラム日記
A3の紙2枚を折ってA5サイズに重ねた作品。ベイブひかりさんに憧れてエクセルで作成中。こちらは2枚目の裏のみ原稿ができていない状態。完成した部分は可愛い!ですよ。

映画の感想文集:タイトル未定
映画評論集ならともかく、感想文集とは腰の引けたタイトル。評論と言えるほどの知識はないなと思ったので。4ページくらいしか書けていない。まず、これを作るには映画を観なければいけないという……。映画嫌いみたいな発言をしてしまいましたが、映画を見るのは好きです。でも、なんの映画を見るか選ぶのが苦手です。

エッセイ集
書くのが楽しいエッセイ集。なにかネタが思いつくとスマホのメモに書いている。たまになんのネタかわからなくなる……。

以上、zineフェスの内容でした。

全然関係ないんだけど通っているメンタルクリニックの先生が早めに欲しい書類を全然書いてくれなくて、明日催促するんだけど緊張する。なんか嫌なこと言われたらどうしよー。

 

noteも更新しているので見てね⇓

note.com

LAUSBUBのライブに行った話

LAUSBUBのライブに行ってきた。ライブハウスのmoleというところで行われる。ライブハウスには何度か行った経験はあるものの、未だラーメン二郎的な緊張感を捨てきれずにいる。
出かける準備をしていたら興が乗ってきたので、久しぶりにヘアアイロンで髪をセットし、軽く目元にメイクをしてみたら自分に少し自身が出てきて、ああ、あまり人に会わないからってこういうことを怠っていると、自分に取って損かもしれないなと思った。
久しぶりに、おしゃれをしたいときに履く靴、使うカバンを引っ張り出してきて、軽い荷物で会場に向かう。今日は急に寒くなってきて軽い上着を羽織ってもいいくらいだったので、広島のEREAKS STOREで買ったジャケットを着ていく。

30分くらい前に会場についたら、ライブハウスの人と思わしき人がひとり立っており、その横に整列の説明が書かれた簡易的な看板が立っていた。看板を見に行くときに、なんとなくイヤホンを外す。予想通り、立っていたライブハウスのおじさんから「20分から整列開始です。事前物販はありません。」とひと声かけられた。その要員でずっと立っているのだろう。意外と隙なくお客さんへの案内をしてくれるものなのだなと思った。まあこれは、商店街のど真ん中に居場所を構えるmoleだからこそなのかもしれない。
少し時間が空いたのでドン・キホーテのトイレを借りる。一番上の玩具とかアダルトグッズが売ってあるコーナーの奥のトイレを使う。同じ階にカードショップがあり、カードゲームのアニメ作品なのか、キャラクターがかっこよくカードを構えているポスターが目に入る。重ね着風のパーカーが見事に高校生のファッションで、まったくアニメっぽい衣装じゃないのに驚いた。その一方で髪型はいかにもアニメ風な盛りに盛った髪型で、ずいぶんアンバランスな見た目になっていた。
そのまま開場にもう一度向かうと、わらわらと列ができ始めていた。僕はBの3番だった。3番ではあるがBではあるので、前の方での参加は諦めた。moleの前で整列する人たちを何度かみたことがあるが、自分がそうなると、周りの人たちがなんの列なのか気にしているのがよく分かる。
数分したら呼ばれて、中にはいった。鬼門はドリンクの交換である。なるべくスマートにやり遂げなければならない。よく考えたらライブ後に交換するかあるいはもったいないが交換しないという手もあったとは思うのだが、最初に交換してしまった。これで無駄に手荷物が増えてしまったことになる。
前に立っていたお姉さんが背中に安全ピンで「free palestine」のワッペンを付けていた。その人は開演前まで立って読書をしており、おそらく「読書と暴動」という話題の本を読んでいた。あんまりじろじろ見るのも良くないが、眼の前にいたので勝手に目に入ってきた。
ライブは最高だった。去年の暮に渋谷で見たLAUSBUBは「音楽って楽しそうだなあ!」という思いを抱かせてくれた。今回もそれは変わりなく、彼女たち自身が楽しそうに飛び跳ねて演奏している姿が見えたのが良かった。
リコさんがmcで話していた内容からすると、ROUPというアルバム/ツアータイトルは、飛び跳ねるという意味があるらしい。 

だから飛び跳ねられるような曲間の曲とか、リズムを見失ってもまた見つけられるような体験をしてほしいと思ったのだそうだ。

なるほど。たしかに今回のツアー、曲もめちゃくちゃいいのだが、曲間のブリッジがめちゃくちゃかっこよかったのだ。腑に落ちた感じがした。

アフターパーティーもあったのだが、お金もないのでそのまま帰ってきた。荷物が軽いからか、肩こりもせずに帰ることができた。荷物が少ないのはノーストレスだ。

 

映画【蛇の道】感想

当たり前のように復讐が行われる。そこに対する逡巡はスクリーンの外にある。香川照之が心配しているのは道徳的なことではなく、ターゲットが間違っていたらということだ。車の中で、娘の動画を見て自分を鼓舞する。これほど「描かなくてもいいあったかもしれないこと」を潔く描かない映画もない。

復讐とは悪意の塊だろう。だが善意も描かれる。香川照之哀川翔を見捨てない宣言をした後、車の運転席から後部座席に移動する。たったそれだけのことをする。これが彼の見せるちっぽけな善意のすべてだ。

そのあと、銃声を聞いた香川照之は、哀川翔のもとに駆け付ける。
香川は何度も哀川翔への謝辞と自らの奉仕を繰り返しアピールする。香川には子どもがいたことはわかるが、妻は不在だ。描かれていないことがある。

香川は柳ユーレイと組んでよくないビデオを売っていたようだ。
哀川翔の娘の死がそれに関係するのかもわからない。だが香川が数学教室の秀才少女へ見せた笑顔と内に秘めた暴力。不穏だ。彼の中の悪はふとした瞬間に何度も現れる。
この映画では描かれていないことも実は描かれている。

この映画には続編があって、哀川翔が主人公で、学校の同級生に再開するという話らしい。どんな展開になるのか全く分からないが、ダンカンが出るところから、オフィス北野へのこだわりを感じる。黒沢清北野武の共作が見たいものだ。